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2017.9.13

【H27年度共同研究班】産業構造が経済成長に及ぼす影響に関する国際比較研究

 

平成27年度 共同研究班
代表者 兵庫県立大学 萩原 弘子 教授
構成員 流通科学大学 辻 美代 教授
研究の目的及び意義  経済発展の過程においては、産業構造の変化が生じ、それは各国の経済成長に大きな影響を及ぼしていると考えられる。また、産業構造の変化は経済格差などの問題をもたらしている。日本経済は、高度経済成長期、安定成長期を経て、バブル崩壊以降、長期的に停滞している。また、中国は、10%を超える高度経済成長から経済成長率を減速させている。本研究の目的は、日本経済と中国経済の成長率が低下した要因を、産業構造に着目して明らかにすることである。
経済成長の停滞や減速の原因をどう見るかは、今後の日本経済と中國経済のあり方を考えていくうえで決定的な違いをもたらすものであり、重要な論点である。本研究では、各国の産業構造変化をもたらす主要因を分析し、それにより経済成長率にどのような影響がもたらされるかを明らかにする。
本研究の特徴は、産業レベルでの成長あるいは停滞の要因を分析することによって経済全体の成長と停滞に関する理解をより深める点であり、また、高度経済成長期を経て成熟期に入った日本と経済成長の減速が懸念される中国の国際比較研究を行う点である。
研究実績・成果 研究代表者(萩原弘子)は、日本、中国、インドに関する産業構造の変化に関するデータ分析を行った。日本については、一国レベルでの産業構造変化の要因分析を行った。中国とインドについては、領国の産業構造変化の差異とそれをもたらす要因についての分析を行った。その結果、3国の産業構造変化には大きな差異があり、それが、需要面の違いからもたらされていることを明らかにした。
共同研究者(辻 美代)は、代表者が産業全体の構造を対象としたのと異なり、特定の産業(繊維産業)に焦点を当てて研究を行った。中国における繊維産業の発展の現状を、繊維産業内部における構造変化とそのパフォーマンスから分析し、日本における繊維産業の発展過程と比較した。また、中国の繊維産業の企業である如意集団を取り上げ、当企業内における垂直的な構造を明らかにした。

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